うさぎ追いしかの山 |
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うさぎ追いしかの山・・・の歌にあるように、草原とその背後に構える山 は、かつて地域に暮らす住民が協働で管理し利用した「里地里山」と 呼ばれる場所でした。 屋根の材料や家畜の飼料、肥料や敷きわらなど、かつて草は大切な 資源でした。しかし戦後は草の用途も限られ、多くの草地が放置され、 別の土地利用に変わっていきました。草地に暮らしていた動植物もすみ かを追われ、少し前までは普通に見られた花やチョウが絶滅を心配され るまでになっています。 草地は、野焼きや放牧、刈り取りなど人がかかわり、草を利用するこ とで守られる生態系です。草はまた、刈っても刈っても生えてくる頼もし い資源です。今回の「全国草原サミット・シンポジウム」では、草地の再 生・利用をめぐる各地の先進事例を議論し、どうしたら草地を価値あ るものとして保全できるのか、地域住民だけでなく「流域住民も参加す る草地づくり」の可能性などについて話し合います。 関東では初めての「サミット・シンポジウム」です。全国各地の皆様の 御参加を、心よりお待ち申し上げます。 |
開催自治体 みなかみ町 |
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群馬県の北部、利根川の源流部に位置する「みなかみ町」は、首 都圏に水を供給する水源地帯です。5つの日本百名山「谷川岳」「武 尊山」「至仏山」「巻機山」「平ヶ岳」を有する山岳の町で、自然を活 かした登山・スキー・ラフティングといったアウトドアスポーツが盛んです。 最近は、地域の暮らしや里山の自然・文化を素材にした「教育旅 行」「環境体験教室」「エコツアー」も推進しています。 みなかみ町ホームページ |
開催場所 みなかみ町藤原 上ノ原「入会の森」 |
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ススキ草原11haとミズナラ林10haからなる町有地。かつては地域 住民が入会地として利用していた茅場でしたが、現在は、利根川流域 の市民団体、地元住民、行政が協働して保全と活用に取り組んでい ます。 春には野焼き、秋には茅刈りが行われ、刈った茅は、国指定の文化 財をはじめとした茅葺き屋根材に使用されています。 森林塾青水HP |