調査事業

多面的価値のある草原を持続的に保全する仕組みの構築
(上ノ原ススキ草原再生・活用プロジェクト)

平成21 年度地球環境基金助成事業としてまとめたものです。地域社会の状況と上ノ原の変遷、上ノ原の自然環境、生態系サービスとその評価、持続的な利用と管理の仕組みへの提言などがコンパクトにまとめられており、必読のレポートです。

この中で、地域やフィールドの現状を把握し、地域の活性化に役立つ資源の活用や草原の保全について提案をおこなっています。
多面的価値のある草原を持続的に保全する仕組みの構築をめざしています。

生き物調べ 自然環境調査 PDFへ 1529kb

群馬県環境森林部自然環境課「良好な自然環境を有する地域学術調査報告書」

 

藤原地域武尊山麓の地形・地質、植物相ならびに動物相に関する調査報告(2013年12月)

・要点抜粋版 PDFへ 1.97mb

 

みなかみ町藤原地区地域資源活用調査

 

当塾が管理している奥里山の元・入会山と藤原地区の地域資源を把握し、その活用方法について地元住民ならびに水上町行政と一緒に検討し、資源の有効活用を図りつつ利用、都市住民向けの森林文化体験メニュー等、地元活性化対策を作成・提案しています。 

 

フィールド調査

 

21haの内11haがススキ草原、残りの10haが薪炭林・ミズナラ二次林である。生き物や植生、バイオマス調査などをおこなっている。2008年からは日本自然保護協会・モニタリング1000に指定され定点調査をおこなっています。

フィールド昆虫調査(2014年)

    2012年から昆虫のフィールド調査を行っており、2014年までに、12目138科683種の昆虫が確認されています。山地森林に囲まれた地域に広大な草地が存在する環境を反映して樹林性の種と草地性の種が混生するため、多様な種を見ることができ、現在確認できている他にもまだまだたくさんの種が生息していると考えられます。また、全国的に見ても生息地の限定される種の生息や、全国的に生息地が減少傾向にある種の高密度生息もみられています。上ノ原では、茅場の維持や隣接する森林の伐採更新といった人の手の効果もあって、希少な種、多様な種の生息できる環境が維持されていると考えられます。

  • H26上ノ原昆虫リスト PDF

(なお、上ノ原は、みなかみ町有林であり、「みなかみ町自然環境及び生物多様性を守り育てるため昆虫等を保護する条例」にて、学術、文化、教育等の目的、管理者(森林塾青水)の保護または環境学習の活動に必要と認めらた場合を除く、「昆虫等の採取をしてはならない」と定められております。この主旨にのっとり無許可での採集を禁止します。

・2003年フィールド調査「古老ヒアリング」まとめ PDFへ 207kb

・フィールド調査結果概要 PDFへ 32kb

 

コモンズ調査

 

 

・上の原の歴史 PDFへ 32kb